ベトナムでは、ヒトの手と機械による素晴らしい生産システムが多く見られます。ヒトのミスが出ないように工程の単純化が行われてきました。ただ、単純作業が故に大量生産では不良品率も決して低くなく、多品種少量では段取り替えも時間がかかり、生産効率の改善には限界があります。そこに人件費の高騰が来るならば当然、自動化、省人化が必要です。

ヒトが介在している以上、紙と鉛筆は必要ですが、ペーパーレスにする準備として、生産システムの周辺制御をデジタル化・コンピュータ化しておくことは重要です。ベトナムKLECでは、多関節ロボット、直行ロボット、サーボ、インバータ、PLCを用いて、コンベア、ローダ、アンローダを含む自動化を行います。今後の省人化、計算機による集中生産管理のためにも、制御ネットワーク構築の準備は推進するべきです。

機械は大切に使えば40年50年動きます。モノを大切にするベトナムでは、専門の職人さんがいなければ動かないような手動の旋盤やフライス盤、ボール盤が数多く現役で活躍しておりうれしい限りです。何とか動くCNCが付いた機械は25年ぐらい前のものでしょうか。

捨てるのは未だもったいない。電子部品の寿命はあり、だましだまし使い続ける事はできますが、CNC、サーボを入替えるとあと25年は元気に動きます。メカを含むレトロフィット承ります。